HB撹拌子

従来の撹拌子は円柱状やラグビーボール状のものばかりで、撹拌効率を追求したデザインのものがほとんどありませんでした。

HB撹拌子は、ホームベースのような翼形状により安定した循環流を生み出し、広範囲の粘度や液深の変化に対応します。

低回転でも十分な混合が可能であるため、低せん断撹拌を必要とする晶析操作や細胞培養などに効果的です。

特徴

HB撹拌子は短時間で高い混合性能を発揮し、目的物質の収率を向上させることができます。

翼に傾斜をつけることで、翼の下方では遠心力が大きくなり、上方では小さくなります。これにより槽内に圧力差が生じ、流脈が壁面に沿って下方から上方へと広がり、混合を促進します。この流脈は液深や粘度が変化しても安定して維持することができます。
層流・乱流にかかわらず幅広い条件に対応した混合が可能です。

金属製HB撹拌翼にPTFE被覆やグラスライニングを施すことも可能です。
ラボスケールから工場スケールまで製作可能なため、スケールアップ・ダウン検証も容易に行えます。

HB撹拌子を使用した実験の満足度や印象は、お客様の生の声をご紹介しているモニター結果でご確認ください。

材質：PTFE
※購入前にご使用のフラスコの内寸、特に容器に撹拌子が入るかを必ずご確認ください。
※フラスコ内径とHB撹拌子翼径（W）の比率が 1 : 0.6 程度となることをおすすめします。
※丸底形状の容器にご使用ください。