目的に合わせたフレキシブルな設計・ご提案
石英ガラス・ホウケイ酸ガラス両対応
AGIはこれまでに、実験用ビーカーから高さ10 mに及ぶ巨大な酸の精製装置まで、規格品・特注品を問わず幅広いご要望に合わせ、設計から製造まで高純度な石英ガラス製品へのニーズに応えてきました。
石英ガラスとホウケイ酸ガラス製品の製造工場を両方持つことで、お互いの特徴を組み合わせた高効率なプラントやAGI規格の装置を全て石英ガラス製でオーダーできるなど、お客様の新しい仕組み作りに柔軟に対応します。
高性能 石英ガラス製装置
熱伝導率と比熱が極めて小さく熱変化に強いため、温度変化や部分的な温度変化の発生する環境下でも運転が可能です。
また、化学物質へのガラスからの成分溶出を気にすることなく、高精度を必要とする実験をサポートします。
石英ガラス製 二重管式反応装置 プラントタイプ
純度が気になる合成にはすべて石英ガラス製、また高温のベーパーがあたる部分だけを石英ガラスにすることでコストを抑えるなどの提案も可能です。
- スケールアップに適した実機と相似形容器
AGIの反応容器はスケールアップを前提として設計されています。反応槽の縦横比や底面の形状など、グラスライニング反応釜の相似形で、実機とほぼ同様の状況でデータ収集を行うことが可能です。
AGIの三重菅反応容器 | 他製品 | |
反応槽の 内径:高さ | 1:1 ~ 1:1.5 | 1:1 ~ 1:2.5 |
底面形状 | 一般的なグラスライニング 反応釜の相似形(10%鏡板) | 半球形鏡板・その他 |
反応槽容量 | 10 L、20 L、30 L |
反応容器種類 | 二重管式、三重管式 |
反応槽内許容運転圧力 | Full Vacuum ~ 常圧 |
媒体槽内許容運転圧力 | Full Vacuum ~ +0.05 MPa G (0.5 bar G) |
石英ガラス製(蒸発管)ショートパスエバポレーター
特に熱をかける蒸発管部分を石英ガラスにすることにより、ヒートショックによる破損リスクを軽減し、安全性を高めます。
- 滞留時間が短く熱影響を最小限にとどめるため、熱敏感性物質の分離に最適
- 内部観察が容易なガラス製
蒸発管伝熱面積 | 0.05 m² (DN 60)、0.1 m² (DN 100) |
最高許容運転温度 | +200℃ (ジャケット部) ※+300℃ (ジャケット部) 仕様もあります PTFEワイパー:+200℃、PBIワイパー:+300℃ |
装置内許容運転圧力 | 0.1 Pa (0.001 mbar) ~ 常圧 |
媒体槽許容運転圧力 | Full Vacuum ~ +0.05 MPa G (0.5 bar G) |
許容フィード量 | 0.1 ~ 1.5 kg/h (DN 60)、0.3 ~ 3.0 kg/h (DN 100) |
最大許容粘度 | 1,000 mPa・s (特注対応の場合) |
ワイパー許容回転数 | 300 rpm |
接液部材質 | ホウケイ酸ガラス、PTFE、SUS316 |
シール部 | マグネット式カップリング |
※許容運転温度は付帯設備などの諸条件によります。PBI = ポリベンゾイミダゾール
※こちらの製品に撹拌機、恒温槽、チラー、熱媒ホース、真空ポンプ等は含みません。
石英ガラス製 オールダーショウ式蒸留装置
高温に対応するために全て石英ガラスで製作。または、ヒーターとの接触で特に温度がかかるフラスコ部分のみ石英ガラスにする、なども可能です。
- 高精度の目皿により安定した蒸留が可能
- 段効率変化が少なく、段効率の目安がつけやすい
- 短時間で安定する少ないホールドアップ量
- 耐食性に優れ、分留状態などの内部観察・確認が容易
内径 (IDサイズ) | 25、32、35、40、50 |
ジャケットタイプ | シングル、真空ジャケット |
装置内許容運転圧力 | Full vacuum ~ 常圧 |
AGIのサービス
適切なご提案
ホウケイ酸ガラス・石英ガラス・グラスライニング・SUSなど装置内のパーツごとに最適な材質を提案することが可能です。
高精度な技術
化学工学・機械設計・電装設計など総勢30数名を抱える設計開発部隊が高度なご要望に対応します。
目的の本質に応えます
お客様の目的とご所望の結果を丁寧に理解し、豊富な事例とアイデアで必要なシステムを的確に開発します。