



長時間の還流プロセスのコストを大幅にカットすることが可能です。コンデンシン™を使用した実験の結果、検体の時間当たりの損失は-0.1%~ -0.4%とごく微量で、これは従来の水冷式コンデンサーに代わる性能を発揮していることを意味します。
※性能テスト結果は下記参照
煮沸試験
イギリスの主要大学の研究所及び実習実験で、安全性評価及び性能テストを実施致しました。テストは、150mlの溶媒を入れた250ml丸底フラスコにコンデンシン™ (350mm)を挿入して実施されました。
試験結果について
溶媒損失の主な要因は、ベーパーの流出とコンデンシン™ 内に残った液滴です。表面張力の大きな水の場合、コンデンシン™の内面全体に付着した水滴によって、損失が多くなっています。ベーパー流出による損失は、ベーパーの発生量に依存するため、沸点が60℃以下の溶媒をご使用の際は、Δt≦10℃ に維持することを推奨致します。(ジエチルエーテルの場合、Δt≦4℃を推奨)
コンデンシン™には小さな足がついています。例えば、実験台に置いても不意に転がって破損する心配はありません。また、従来のガラスコンデンサーよりも厚いガラスを使用することで衝撃に強く、使いやすい工夫がされています。さらに、冷却水を使用していないので、万が一の破損時にオイルバスやマントルヒーターなどに水が入る危険がありません。
コンデンシン™ は、より多くの熱量を素早く確実に冷却するために表部面積を大きくする工夫がされています。一見ユニークな形状は効率的な冷却に貢献しています。
更なる冷却性能が必要な場合でも安心です。コンデンシン™ は「連結」して使用することが可能です。シンプルな構造から、水冷式のような取り回しが一切必要ないため簡単に連結でき、安定した環境を容易に、そして安全に手に入れることができます。
コンデンシン™は、水を使わない画期的な冷却器です。煩雑な配管作業が無くなり水漏れによる装置の破損、実験設備や器具の汚染、それらに伴う清掃などの作業に時間を取られることはありません。イギリスの研究機関によると、水冷式冷却器で使用される水は、平均毎分約2リットルといわれています。空冷式の本装置では作業中にかかる水道料金は0円です。水を使用しないという事実はリスクマネジメントとして大きな役割を果たします。
水道料金算出について
水道料金は、給水管の口径の大きさに応じた基本料金と、使用水量に応じた従量料金で構成されており、従量料金は使用水量に応じて段階的に1立方メートルの単価が高くなる累進制となっています。したがって、事業規模により差が生じます。記載データは東京都水道局公表の算出料金を基に計算しています。
コードNo. | 長さ(ジョイント部を除く) | 接続部 | 推奨フラスコ | 価格 |
---|---|---|---|---|
3403-200-1L | 200 mm | 15/25 | ~ 100 mL | ¥24,000 |
3403-300-4L | 350 mm | 24/40 | ~ 300 mL | ¥28,000 |
3403-200-5L | 200 mm | 29/42 | ~ 100 mL | ¥28,000 |
3403-350-5L | 350 mm | 29/42 | ~ 300 mL | ¥30,000 |
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反応装置 ラボタイプ(~5L) / 反応装置 プラントタイプ(6L~)
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